小学校教諭の仕事(給食について)
小学校教諭の仕事には、勉強を教えるほかにもやらなければならない沢山のことがあります。
今回は小学校教諭の給食に関する仕事について書きたいと思います。
小学校教諭は学校給食を子どもたちと楽しく食べる事ができますが、これも「給食指導」といわれる指導の一部になります。
健康であるための栄養を偏りなくとることの大切さや、机や配膳台を丁寧に拭くことなど衛生管理の基礎基本を教えます。
もちろん給食前の手洗いも声をかけて確認します。
本当にきれいに洗っているかどうかの確認には「手のにおいは大丈夫ですか」と声をかけます。
何人かの子どもは自分の手のにおいを嗅いで慌てて水道の所に戻って石けんで再び手をごしごし洗い始めます。
自分の手のにおいがよほど怪しかったのでしょう。
そういう様子は子どもらしくとても可愛いものです。
教師は思わずくすっと笑ってしまいます。
このような衛生面、栄養面の他にも給食指導は、コミュニケーション能力を育てる大切な機会でもあります。
今はコロナ禍によりグループでまとまって、楽しくしゃべりながら食べるということは出来なくなっていますが、それでも給食の配膳などチームワークは必要になってきます。
特にカレーの日の食缶は重くて一人で運ぶのは無理だからです。
二人でバランスを取りながら教室まで運ぶ姿は頼もしいものです。
このような学校生活の中で子どもたちが行なう活動の一つひとつには深い意味があり、大切なものばかりです。
教育実習の中で実際に体験して学ぶのもよいでしょう。
しかし、大学にてその理論や意味を学ぶことはさらに重要なことです。
それは実際の学校教育の現場でさらに子どもたちと楽しく交わることに繋がるからです。